5者のコラム 「芸者」Vol.125
新人弁護士に伝えたいこと
ツイッターの「新人弁護士に言いたいこと」に以下の記述がありました。
1 依頼者に共感し一生懸命になるのは大事だけどシンクロしすぎて自分が病みそうになったらこれをつぶやいてバランスを取ろう。「しょせんは他人事」
2 事務所以外の、上の期の弁護士と交流する機会を持っておく。ボス弁は希に急死するんだ。
3 事務員さんは大切にしよう。出張にいったらお土産を買おう。やってもらったことには全て「有り難う」と言おう。(私の民弁教官からの教え)
4 睡眠時間は確保すること。夜遅く仕事をすることは美徳ではない。
5 自分には経験も能力もないことを自覚し、最初の5年間は全ての楽しみを捨てて死ぬほど勉強して這い上がって欲しい。少なくとも給料の3倍の売り上げを持ってこられないようならイソ弁に価値はない。それでも雇ってもらえるのなら、そのことに深く感謝すべきです。
6 すごい人に打ちのめされることもあろうかと思います。が、あんまり情報に振り回されず、御自身の強みをちゃんと生かしてあげて下さい。
7 ふがいない私ですが、新人弁護士に言いたいこと。「抱えこまない」
8 死ぬな。*期*年でも同期が何人かいない。1人目は半年もたたないでこの世を去った。人のために働きたければ自分を大事にしなければならない。ここに来るまでにかかった時間を考えて、長持ちしない働き方をしてはいけない。
仕事上、一番大事なのは自分の命です。弁護士の業務は「他人のための仕事」ですが、自分の命が無くなっては意味がない。「仕事との距離感」を上手にとって行きましょう。