5者のコラム 「易者」Vol.117

寿命を延ばす心がけ

 町田宗鳳氏は「人の運は少食にあり」(講談社+α新書)において仏教者(特に他力系)に長寿の方が多いと指摘します。(死亡年齢は親鸞90歳・一休88歳・蓮如85歳・行基81歳・法然80歳など。) 何故、高僧は長寿なのか?(節制)日々の生活で節制を保っておられる宗教家に長寿者が多い。朝早く起き・門を開け・鐘を突き・本堂で勤行をする。新鮮な空気を吸い・朝日を浴び境内の掃除に励む。これらが健康に貢献しないはずがない。(感謝)托鉢で施されたわずかな食事を感謝しながら頂くもの。厳格な食事作法を通じて自分の身を養ってくれる他の命に対し真剣に向きあっていた。食事イコール感謝という意識が血肉に沁み込んでいた。(宗教体験)深い宗教体験は法悦、身体的な恍惚感を伴い全人格的に体験者に迫る。 深い宗教体験は外的な社会状況を超えポジティブな世界観をもたらす。(利他精神 自分より他者を優先することで逆境に置かれても思考回路は常に前向き。利他の精神に基づく使命感が人の生命力を支えてくれる。
 弁護士も節制を保つことが必要です。早く起き・早めに事務所に行き・窓を開け・新鮮な空気を吸うことが大事だと私は思います。次に弁護士も依頼者から頂く金銭で事務所を維持しています。感謝されることが多い仕事ですが感謝することも大事です。第3にポジティブな世界観をもたらす仕事上の感銘が重要です。ネガティブな体験も、それを乗り越えたことがポジティブな世界観をもたらします。最後に利他の精神に基づく使命感が自分の行動力・生命力を支えてくれます。これらの心がけは弁護士寿命を延ばしてくれることでしょう。

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