2025年3月15日 / 最終更新日 : 2025年3月15日 webmaster 大腸内視鏡検査の医療過誤 初期の頃は医療過誤事件をよく受任していました。その1つに大腸内視鏡検査により腸管穿孔が生じ汎発性腹膜炎を発症させた事案があります。私が単独で訴訟提起し和解解決を得た最初の事案なので(それ以前は研究会での複数受任)明瞭に記 […]
2025年2月13日 / 最終更新日 : 2025年2月13日 webmaster 精神保健福祉法の保護者 昔、精神医療施設に医療保護入院をさせる場合、充分な同意能力を持たない患者のかわりに入院に同意し入院治療契約を交わすのは通常は患者の家族でした。精神保健福祉法において医療保護入院(33条1項:期間に制限のない医療保護入院) […]
2025年1月12日 / 最終更新日 : 2025年2月5日 webmaster カスハラへの対応 筑後部会は商工会議所との定期的勉強会の機会を持っています。昨年の勉強会(お題はカスタマ―ハラスメント)後の懇親会で(最年長者として)挨拶を求められました(若干補正)。 私はカスタマーハラスメント(通称カスハラ)事件も複数 […]
2024年12月3日 / 最終更新日 : 2025年3月11日 webmaster 先輩講話なる企画 福岡県弁護士会筑後部会には「先輩講話」という伝統的企画があります。毎年暮れにベテラン弁護士が若手を主たる聞き手として自己の弁護士生活を語るもの(卓話)です。私はこの企画が好きで、これまで全部参加してきました(当然「聞き手 […]
2024年11月14日 / 最終更新日 : 2024年12月19日 webmaster 弁護士会ADR4 久しぶりに弁護士会の裁判外紛争解決手続(ADR)の仲裁人を担当しました。 本年6月4日、筑後の弁護士会事務局から「新件について仲裁人を引き受けることが可能か」打診があった。弁護士作成の紹介状を読むと事案は夫と不貞行為をし […]
2024年10月2日 / 最終更新日 : 2024年10月2日 webmaster 修習生送別会の挨拶 弁護士会が行う修習生関連の行事にはなるべく参加しています。今年の部会修習生送別懇親会にも参加しました。最年長者として挨拶を指名されました(若干補正)。2024/9/26 私は46期で今年31年目になります。この4月に修習 […]
2024年9月8日 / 最終更新日 : 2024年10月2日 webmaster 不貞行為の慰謝料請求 不貞行為に関する相手方への慰謝料請求は「当然にできる」と考えるのが世間的反応と思いますが法律家は必ずしもそう考えません。全面的に否定する見解がある他、何らかの基準を用いて限定的に考えていく考え方が普通です。仮に裁判所が認 […]
2024年8月10日 / 最終更新日 : 2024年12月21日 webmaster 親権者変更の申立 民法は「子の利益のため必要があると認めるとき」は親権者・監護者を他の一方に変更することができると定めます(819条6項・766条2項)。如何なる場合に変更の必要性が認められるかに関して①扶養能力と監護能力②現状の尊重(継 […]
2024年7月9日 / 最終更新日 : 2024年12月21日 webmaster 監護措置をとらないよう求める意見書 弁護士になって直ぐの時期は少年事件も多くやっていました(当時は弁護士会が配点しており若手弁護士の多くは刑事少年事件を当たり前のように受任しました:現在は司法支援センターという国の機関が配点するようになったので嫌気がさし今 […]
2024年6月7日 / 最終更新日 : 2024年12月21日 webmaster 裁判上の離縁事由 養子縁組の当事者は民法814条1項の規定に該当する事由があれば離縁請求が出来ます。その事由がいかなるものかは解釈論上の幅があります。以前、縁組無効確認等請求訴訟の被告側で争った事案があり(地裁は縁組無効としたものの)高裁 […]
2024年5月9日 / 最終更新日 : 2024年12月21日 webmaster 雇用者側の労働審判対応 2006年4月1日施行の労働審判法は個別労働関係民事紛争を対象とし調停手続を含んだ審判手続を創設したものです。主たる特徴は①裁判官の他に労働関係の識見委員2名が加わること②原則3回以内の期日で審理を終結すること③調停によ […]
2024年4月12日 / 最終更新日 : 2024年12月21日 webmaster 清算人解任と職務代行者 会社の清算に当たっては迅速かつ公正な職務遂行が求められます。が一部事案で清算人が私腹を肥やすために不当な行動を取ることが見受けられます。以下に挙げるのは監督裁判所に対して清算人の解任と職務代行者の選任を求めた申請書の抜粋 […]