久留米版徒然草 Vol.254
鹿児島建築散歩
鹿児島出張の際、空いた時間に気になる「近代建築」を散歩。最初は鹿児島市庁舎本館。1937年。大蔵省営繕課管財局・施工大倉土木。前をゆく路面電車との組合わせが素晴らしい。
日本ガス本社(鹿児島中央駅近く)。1931年、設計渡辺節。小ぶりですが、ゴシック調の縦のラインの存在感が凄い。現役で使用されているので内部を見学できなかったのが残念です。
山形屋百貨店。1916年。ヨーロッパ調の見事な佇まい。エレベーター塔の装飾の仕方がオシャレ。老舗百貨店の事業再生ADRが上手く進むことを祈念しています。
南日本銀行本店。鹿児島県技師三上昇設計。1937年。アールを生かした角の処理・特徴的な窓の形など、単なる「銀行建築様式」をはみ出した意欲的作品です。
県立甲南高校の校舎(1930)でごわす。質実剛健でごわす。
鹿児島市中央公民館。片岡安、1927。戦災で大きな被害を受けたものの戦後に復旧しました。公民館として今も現役で使用されています。