現代の宮沢賢治だ

「やなせたかし展」拝見（2025/5/18am10時1番乗り）。「詩とメルヘン」の表紙画シリーズと童話（文と挿絵）が特に素晴らしかった。やなせさんは現代の宮沢賢治だと思いました。

　やなせたかしさんは多くの名言を残されていますが私のお気に入りはこれ「満員電車でも最後まで乗っていれば必ずどっかに席は空くよ」。キャリアの途中で報われない時期があっても、諦めないで誠実に仕事を続けていれば自分の居場所はきっと見つかるという趣旨です。
　もうひとつ「いい絵をかきたい・いい詩をかきたい・でも、なんのために？なんのためでもない・ただあこがれているだけです」。何か「目的」を定めると行為の原動力はかえって低下する気がいたします。人間を動かす究極の原動力は純粋な「あこがれ」なんですね。