久留米版徒然草 Vol.225

幼少期に出会う奇跡

ネット上の記事をふまえて朝ドラ「あんぱん」のミニ考察を。

のぶとたかしは、たかしがのぶの住む町に引っ越してきて出会います。そして友情を育み幼馴染になる2人。これは脚本を担当されている中園ミホさんも取材で明かしているのですが「幼少期は完全にオリジナル」と書かれています。

主人公の2人が幼少の頃、既に出会っていたという「フィクション」は数年前の「エール」や昨年の「光る君へ」にもありました。生涯のソウルメイトに幼少期に出会うという奇跡は「実際はほぼあり得ない」話です。脚本家が紡ぎ出した現代の神話です。しかし、神話的な構造を持つ物語だからこそ「マッチングアプリ全盛の現代社会」に生きる視聴者の心を捉えるのでしょうね。

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