久留米版徒然草 Vol.135

「家庭の裁判所」と「裁判所の家庭」

裁判官は一定期間毎に(通常2~4年)任地が変わります。それは宿命の如きもので裁判官がこの宿命を逃れるために退官した例を私は何度か見聞しました。退官する理由の多くは子供の教育に関するものでした。裁判官の子供は転校生となることが多いのです。子供の転校を避けるため現在も夫婦別居を選択する裁判官は少なくないようです。新潟に舞台を移す「寅に翼」は「ワークライフバランス」という多くの市民に馴染みのある普遍的な問題を扱っているばかりではなく「一定期間毎の任地変更」という特殊裁判官的な問題も同時に扱っているのですね。素晴らしい脚本です。

前の記事

「寅に翼」の構造分析

次の記事

天台宗の名刹清水寺