2011年3月28日 / 最終更新日 : 2022年10月6日 webmaster 5者 制度変更による金貸しのリセット 昔、サラ金問題は苦労の割に実入りの少ない分野でありました。が、今や過払金請求が儲かる業務の筆頭となり、他方でサラ金の倒産や廃業が続いています。水上宏明「金貸しの日本史」(新潮新書)に次の記述があります。日本の中世は、徳政 […]
2011年3月22日 / 最終更新日 : 2023年12月20日 webmaster 役者 会田誠のすすめ 私が通った大学は東京の多摩地区にあり、近くには武蔵野美大・多摩美大・国立音大など芸術系の大学が多数ありました。私はアルバイトを通して芸術系の学生と友達になり、大きな影響を受けました。好きな仕事を選んで勝手に生きたいという […]
2011年3月15日 / 最終更新日 : 2023年12月20日 webmaster 芸者 よくある世間の誤解 原章夫弁護士はよくある「世間の誤解」として3つ挙げています。 1 弁護士は一つの事件にかかりっきりになっているという誤解。ドラマに出てくる弁護士は実にヒマです。芸者弁護士とかいうのもありました。片手間に弁護士もやってま […]
2011年3月9日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 学者 硬い秩序と柔らかい秩序 伊藤邦雄教授は「ゼミナール現代会計入門」(日本経済新聞社)でこう述べます。 会計とは何かと問われれば「事業の言語」と答えたい。これが本書の基本的立場である。私たちの日常生活で言語の存在しない世界を想像することは不可能であ […]
2011年3月3日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 医者 居続けたい場所と刑事政策 浜井浩一「2円で刑務所・5億で執行猶予」(光文社新書)はこう記します。 刑務所志願の受刑者と話していて感じるのは他に居場所がないということである。(略)多くの刑務所志願の受刑者は塀の外に何の繋がりも持たず孤独に過ごしてい […]
2011年2月25日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 易者 世俗問題の想像力 ブッダは子にラーフラ(悪魔)という名前を付けて出家しました。この「四門出遊」は仏典で美談視されています。山折哲雄「ブッダはなぜ子を捨てたか」(集英社新書)の記述。 しかしここで視点を変えてみるとどうなるか。その場面を仮 […]
2011年2月19日 / 最終更新日 : 2024年4月28日 webmaster 5者 先の大戦の終了日はいつか? 佐藤卓己教授はこう述べています(「八月一五日の神話」ちくま新書)。 だが広島市民において「終戦」の日はやはり8月6日である。他方で北方領土の住民にとってソビエト軍の攻撃は8月末から始まる。8月15日は「終戦」ではありえな […]
2011年2月14日 / 最終更新日 : 2022年10月6日 webmaster 役者 若手とベテランの役割分担 漫才における基本的な役割分担は「ボケ」と「突っ込み」です。1人が常識を離れた見地から「ボケ」をかまし、1人が常識的な見地から鋭く「突っ込む」というのが漫才の基本形です。私は役者28(09/6/24)で「判決に向かう場合 […]
2011年2月9日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 芸者 アメリカ弁護士の芸者化 アメリカ「対日改革要望書」を基本とした小泉改革は日本の司法制度に攻撃を加えました。彼らが導入を試みたアメリカ弁護士の実情とはどのようなものなのでしょうか? 重光商事HP今週の話題(2005・2・18)に次の記述がありま […]
2011年2月3日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 学者 建物区分所有法の立法論的考察 山岡淳一郎「狙われるマンション」(朝日新聞出版)に次の記述。 第1に小泉政権の不良債権処理策によって「建物の維持管理」を「建て替え」に強引に誘導する路線が導き入れられた。築30年超のマンションは「金のなる木」。各戸200 […]
2011年1月24日 / 最終更新日 : 2023年10月27日 webmaster 医者 プラセボ効果の謎 プラセボは見た目は新薬と全く同じで薬理効果がない贋物のこと。新薬開発では必ずプラセボとの対照がなされます。レスリー・アイヴァーセン(「1冊でわかる薬」岩波書店)の記述。 プラセボ効果の正体は謎である。プラセボ効果の強さは […]
2011年1月11日 / 最終更新日 : 2023年12月17日 webmaster 5者 財政構造と家計の類推 複式簿記は取引内容を借方/貸方で認識します。資産が増大している裏では別の資産が減少しているか何かの負債が増大しています。経済社会では一方的に資産が計上されることはないし一方的に負債が増大することもないのです。貸借は必ず一 […]