667本目の言葉
執筆を初めて667本目です。1000本の目標の中で3分の2を経過しました。
301本目のときに私はこう書きました。「このコラムも300本を超えました(本稿は301本目になります)。30本くらい何とか書けるのではないかという目論見で始めたのですが、書いているうちに止まらなくなってしまいました。今から考えれば、よく5年間も書き続けてこられたものだと思ってしまいます。(略)何かの企てを継続していくためには健康を維持することと仮に健康に問題が生じた場合はこれをバックアップする態勢が出来ていることが決定的に重要になります。私は年頭の疾患により、この単純な事実を嫌と言うほど実感させられました。」
601本目のときに私はこう書きました。「このコラムは601本目に入りました。06年9月17日から初めて10年。月5本・年60本のペースです。時々誰に向けて・何のために書いているのか?判らなくなるときがあります。(略)このコラムはどうみても弁護士実務を初めて学ぶロースクールの学生や司法修習生・新人弁護士向きの『教科書』にはなり得ません。弁護士実務に関する私の貧しい理解を読書や経験を踏まえながら与えられた量的規模の中にまとめているに過ぎません。このコラムの目標は1000本。あと6年8ヶ月です。」
自分が(1つの意図の下に)何かを11年間も書き続けるということは若い頃は全く考えていませんでしたから、若干の感慨があります。ここまで来れたのは何と言っても健康を維持できてきたこと・優秀なウェブ協力者の方を得たこと・事務員と家族の潜在的な助力を得られたことが大きいと思います。「自分が満足できる遺言を書くとしたら何年かかるのだろうか」という、斜に構えた目論みの下に始めたのですが、ここまで書けたので、少し満足感のようなものが生じ始めています。今後も目標である1000本達成に向け精進したいと思います。