相談料金の相場感覚
占いサイト「ハピズム」(サイゾーウーマン)に次の記述があります。
実際、鑑定料に”相場”というものはあるのだろうか?「占い師は個人営業主が多く同業者のつながりが強くありません。なので業界全体で『この価格にしましょう』という取り決めはありませんが、弁護士の相談料金を基準に設定している人が多いです」。弁護士の相談料金は10,000円/60分。これをどう受け止めるかにもよるが、そう考えると金を支払う客としては5,000円/30分は妥当な料金、7,000円/60分は割安と思えてくる。ただ上記料金を基本とすると占い師の時給は10,000円!都内の最低賃金が時給821円の今のご時世、かなり儲けの良い商売だと思うのだが。「占いを個人商売として始めるにはまず場所を借りなければいけません。人が集まるエリアだと、その分賃貸料も高いし、光熱費も支払わなければいけない。『~の館』などに所属すると、ブース料を支払ったり鑑定料からマージンを引かれたりします。マージンは契約次第ですが酷いところでは7~8割も引かれたりするので仮に5,000円/30分の鑑定料だったら1件占っても手元に残るのは1,000~1,500円。1日8時間鑑定するとして人気占い師でもない限りひっきりなしに客が来ることもないので日給に換算すると10,000~15,000円あれば良い方じゃないでしょうかね」。
公取委勧告により弁護士報酬基準は廃止されました。相談料5,000円/30分という基準が現在も維持されている訳ではありませんが、昔の相場感覚を守っている人が意外に多いように私は感じています。法律事務所を開設するには相応のオフィスビルを借りるのが普通です。仕事に便利なエリアは賃料が高いものですし光熱費や職員の給与・社会保険料も支払わなければいけません。こうした法律事務所の経済事情を考慮すると5,000円/30分という数字には合理性があると私は感じています。