ロースクールと書記官
ブログ「某職員の業界放談」の記述。
最近の一部生(法学部出身者)は結構な人数のロー出身者がいるらしい。中には司法試験に受かっているにもかかわらずウチに来るという、俺からすれば酔狂と言う他ない奴もいるようだw。だが訳の分らんロースクールが出来てしまったときそれは確かに予見されていた。(略)裁判所のキャリアはあくまで裁判官であり一般職はそうではないのである。俺はやり甲斐がないとまでは言わない。一生懸命やっている奴がほとんどなので、こんなブログを書いている不良職員は少数派なのだということは自分で指摘しておきたいw。しかし何かもったいない気がして仕方がないのだ。ローにもよるだろうが一応は高等教育を受けた身であろう。それを、こんな安月給で・うだつの上がらない(※俺の主観)仕事に就くなど純粋にもったいないと思ってしまうのだ。(略)この国の知的エリートに対するぞんざいな扱いには正直呆れてものも言えない。官僚や法曹の力量低下が何を招くか。衆愚の無知と嫉妬によるいわれなき誹謗中傷が世論としてまかり通るこの国の有り様はより暗い未来を予感させざるを得ない。
高学歴ワーキングプアが多数産み出されている一方でトップの地位にいる馬鹿者が全く責任を取らない異常事態が恒常化しています。有意の若者に勉学への意欲が湧かないのは当然です。法曹は国家の骨格を形作るものであり、その力量の低下が何を招くかは全国民の利害に関わる重要な事項であるはずです。にもかかわらずロースクール制度の失敗(法学教育の崩壊)に対し、かつて盛んに司法改革を煽ったマスコミは一切責任を取ろうとしません。衆愚の無知と嫉妬によるいわれなき誹謗中傷が世論としてまかり通るこの国の有り様に私も暗い未来を予感させざるを得ません。