5者のコラム 「役者」Vol.48

女の生き方革命

 昨年、えーるぴあ久留米で開かれた上映会で映画「ココ・シャネル」を観ました。それまでは全く興味を持たなかったココ・シャネルという人に興味を持ち、若干調べてみました。ジャージー素材の着やすい服・従来は縁起が悪いとされていた黒を基調にしたスーツ・動きやすいパンタロン・安いイミテーションジュエリー・機能的なショルダーバッグ・ボーイッシュな短い髪型・シンプルな容器に入れられた新しい香水№5など、ココ・シャネルの提案は世界の女性に自由な生き方を具現化しました。ココ・シャネルの前と後では女性の生き方のスタイルが違うのです。ココ・シャネルの言葉をいくつか紹介します。 自分が何者なのか決意しなさい・自分の実力は自分で決めなさい・女の才能を伸ばす男を選びなさい・女友達と喧嘩しなさい・真似されたら喜びなさい・ノンと言いなさい・退屈より大失敗を選びなさい・嫌悪の精神を持ちなさい。山口路子「ココ・シャネルという生き方」(新人物文庫)には以下の記述があります。そう、シャネルは「モード革命」だけでなく「女の生き方革命」までも成し遂げた。その革命のためには19世紀的なものを全て葬り去る必要があった。ポール・モランはそんなシャネルを「皆殺しの天使」と呼んだ。シャネルはパワフルに、実にパワフルに87歳まで生き、最も嫌いな日曜日・仕事が休みの日曜日を選んで死んでいった。自分にも他人にも厳しい人だった。曖昧さをはねつけ「好き」か「嫌い」かしかないと言い切る、独善的で断定的な性格だった。そして、いつも身体の奥底に「怒り」や「反発」の炎を燃やし続けていた。(12頁)
 ココ・シャネルの生き方に共感する女性弁護士さんが大勢おられるのではないかと私は思います。古い社会への怒りや反発の炎を燃やし続けることを生きる核にしているような印象の方が多いのです。そういう女性弁護士さんは自分にも他人にも厳しいように感じられます。

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