5者のコラム 「芸者」Vol.35

地方で働く魅力

 酒巻明子氏は「キャバクラ嬢の作法」(総合法令)でこう述べています。

「歌舞伎町や六本木はいわゆる高級店が多く、バブルが到来した人たちのお金が大量に流れ込むのも事実です。ただ、高級店は好況時には莫大な利益が上げられますが、家賃も高くお金持ちのお客様相手の商売になりますから、景気の影響を受けやすいという一面もあります。(中略)地方のキャバクラはほとんど地域密着型で90%が地元のお客様です。その多くがリピーターであり常連ですから、一見さんが多く浮き沈みの激しい歌舞伎町や六本木に比べると毎日の売り上げの予測がつきます。そして、努力を怠ることがなければ、不況だからといって売り上げが極端に下がることはありません」。

地方の法律事務所は当然のことながら地域密着型です。毎年の売り上げも大きな変化はありません。不況だからといって売り上げが極端に下がることもありません。家賃や人件費などの固定費が相対的に低いのでマネッジメントの面をあまり意識せずに法律業務に専心することができます。目先の収入のために筋の悪い事件を受任することもありませんし頑張った結果を素直に喜んでくれる素朴な依頼者の方が多いので励みになります。

「地方のキャバクラの一番のポイントは女の子の働きやすさです。歌舞伎町、六本木のように指名・売上至上主義ではないので、長く働くことが出来ますし、店の女の子たちの仲がとても良く、チームプレーが自然と生まれてきます。店の女の子たちの仲が良いと、店の雰囲気も自然と良くなりますよね。よく耳にする、新人に対するいじめなどもありません。新しい仲間として、積極的に自分から教えてあげる先輩が多いです。女の子が楽しく働けると、お客様も楽しい時間を過ごせます。」

地方の法律事務所の魅力は弁護士と事務員さんの働きやすさです。事務員同士あるいは裁判所職員や弁護士会職員との仲がよいと毎日気持ちよく仕事をすることが出来ますね。

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