5者のコラム 「医者」Vol.146

何が普通の医療か?

 子どもの頃いつも鼻水を垂らしていた。服の袖は鼻水を拭うのでテカテカ。原因はアデノイド(鼻奥の部位)肥大であった(これが慢性の副鼻腔炎を招いていた)。小学3年生のときに八女市の耳鼻科医院で切除手術を受け以後は鼻水が垂れ流しになることは無くなった。ひと昔前まで鼻水を垂れた子供は多くいたのだが今は全く見ない。何故だろう。(8月7日「鼻の日」に寄せて)
1 私はアデノイド切除手術の際に麻酔を為されませんでした。子供を騙くらかすような感じでアッという間に切除をされました。昔はけっこう大胆な医療でしたよね(笑)。
2 私は樋口さんより昔の世代なので八女市の**さんではやってくれず久留米大学病院の耳鼻科でした。イスに縛り付けられてのアデノイド切除手術のことは今も強く記憶にあります(苦笑)。
3 私の時も麻酔はありませんでした。小学1年生でしたが、イスに縛り付けられる時点から泣き叫んでいました。今から考えると大胆ですね(笑)。
4 稲刈りで指先を切った時の縫合も近くの内科で麻酔無しでした。先生から「男なら泣くな」と言われましたが、あまりの痛さに泣いた覚えがあります。
5 「麻酔と蘇生」という本を思い出しました。昔は屈強な男が患者を押さえ付けて手術しました。痛みから逃れるには気を失うしか方法がなかったのです。(終)
 ひと昔前まで結構「大胆な」医療が為されていました。「屈強な男たち」が患者をおさえつけて外科手術をするとか今では考えられないことでしょう。時代によって「何が普通の(標準的な)医療か」は移りゆくものなんでしょうね。