久留米版徒然草 Vol.257
予測不可能という予測
ヒマなので徒然草189段を読む(現代語訳)。深く同意。>今日これをやろうと思っても、思いがけない急用ができて、そのまま時間をバタバタと費やしてしまう。待ち人は都合が悪くなり来ず逆に約束もしていなかった人が来る。期待通りに物事が運ばないなあと思っていたら、意外なことが成功したりする。面倒と思っていたことが意外とあっさり済んで、容易なはずのことが悩みの種になる。日々の移ろいとは予想不可能なのだ。一年単位でも同じであり、一生もまた同じである。予想したことが全て外れると思えば、たまに予想通りに行くこともある。ますます物事の予測などできない。「全て将来は予測不可能なのだという予測」こそは決して外れない道理である。