久留米版徒然草 Vol.138

「ルックバック」を観る

劇場アニメ「ルックバック」を拝見。前評判の高さに違わぬ素晴らしい作品です。

 小学4年生の藤野(声・河合優実)は学年新聞で4コマ漫画を連載し、自分の画力に自信を持っていた。しかし、同じ学年新聞に掲載された不登校の同級生・京本(声・吉田美月喜)の絵を見て、あまりの画力の高さに驚愕する。京本に感化された藤野は一心不乱に絵の練習を続けるようになるのだが、一向に縮まらない京本との画力の差に漫画を描くことを諦めてしまう。そのまま小学校の卒業を迎え、教師の頼みで京本宅に卒業証書を届けに行ったことで、藤野は初めて京本と対面する。京本は藤野の漫画のファンだったことを告げ、藤野にサインを求めてきた。一度は漫画を描くことを諦めた藤野だったが、京本と出会ったことで自信を取り戻し京本と共に漫画を描き始めた。デビュー後、順調に結果を残していく二人。しかし次第に京本の心境に変化が生まれていく。(以下、略)

 背景にあるのは京都アニメーション事件だと思いますが(違う見方があるのは承知しています)制作に携わった方々の被害者1人1人の人生への思いが込められていると私は感じました。自分の生育過程を顧み「今の自分」があるために影響を与えてくれた(背中を見せてくれた)多くの方々への感謝の気持ちを強く感じました。良い作品を作ってくださって有り難う。(2024/7/7)
*ネット上に「ルックバック」に関する多くの論考があるので是非お読みください。
*上記2つの絵は公式映画サイトから引用しています。
*京都アニメーション事件から5年。映画「ルックバック」を拝見し更に強い感情を抱いた。漫画を描き続ける主人公の背中を見て(ルックバック)鎮魂の思いを強くします(2024/7/18)。

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