5者のコラム 「5者」Vol.47
悲・怒・志の意義
考えているのは会社員。浮かび上がる文字を前に考え込んでいます。
1コマ目「非」?会社に尽くして×年。何故この場でこの字が浮かぶ?非常識?2コマ目「奴」?これは?奴ら?冷奴?3コマ目「士」?どうしたんだ?士農工商?武士?4コマ目「亡」?うーん?亡命? ここに勢川氏があらわれ「なんか落としてるよ」と言って「心」を示します。「会社という閉じられた世界の仕組みだけを気にしているうちに本当に「心」を失い「悲」しくもなく「怒」りもせず「志」もなく全てを「忘」れて生きているサラリーマンが本当にいる。信じられない(存在も/そいつらも)。「心」をいれてやろう。」(勢川びきの×記4コマブログ)
ここから弁護士向けの規範を。
1「悲」弁護士は職務遂行の過程で依頼者の悲しみの現場に立ち会うことが多々あります。かかる悲しみに感情移入し寄り添っていける心の湿度が弁護士には必要です。2「怒」弁護士の行動の根底に怒りがあることは少なくありません。行動力を維持するために怒りの鮮度を維持することも必要なのです。3「志」弁護士は誰もが何かの志をもって司法試験を受けたはずです。しかし、日々の仕事に追われると初志を忘れそうになります。4弁護士業界の閉じられた世界の仕組みだけを気にしているうちに本当に「心」を失い「悲」しくもなく「怒」りもせず「志」もなく全てを「忘」れて生きている弁護士が本当にいる。信じられない(存在も/そいつらも)。「心」をいれてやろう。