■2020年04月01日(Wed) 医者 136
 刑法上「自殺」は犯罪ではないが、これに他人が関わると犯罪となる。自殺が犯罪とされていないのは究極的な人間実存に関わるからだろう。自分で死を選択する人をムチ打つ気にはなれない。しかし自死に際し他人を巻き込むのは止めて欲しい。自死は自由の範囲に属するかもしれないが「他人を巻き込んで死ぬ自由」など存在しない。(FBへの投稿)
1 特に何も判らない子供を巻き込むのだけは絶対に避けて欲しいですね。
2 他人を巻き込み自殺するのを「拡大自殺」と言う精神科医がいます。日本の無理心中の
 多さは際立っていましたし一神教圏で目立つ自爆テロは拡大自殺の1種かもしれません。
 アメリカの銃乱射事件や日本の秋葉原事件・相模原事件なども「拡大自殺」ではないかと
 私は感じています。彼らには「自傷他害のおそれ」が認められ、措置入院の対象となるは
 ずですが、これを未然に発見することは不可能に近いでしょうね(涙)。
3 ↑措置入院がやり易くなり過ぎるのも別の問題が生じるところがありますからね。
4 ↑そうです。対応は困難を極めます。こういう事件があると精神科医の責任が問題とされ
  る場合がありますが、精神科医が拡大自殺を予見することは(通常は)不可能です。
5 精神保健福祉法による措置入院の場合,あくまでもその精神障害のために,そのおそれ
  があること(多くの精神保健指定医は「心神喪失」と概ね同義と考えているようです)が必
  要になりますので「世を儚んで」とか「怒りを世間に向けて」というような場合(一応の理解
  可能な動機がある場合)には該当しないことになると考えます。
6 ↑拡大自殺を企てることが「一応理解できる動機」だとは私には到底思えません。患者か
  ら拡大自殺の意図をほのめかされたら、精神科医が(少なくとも)医療保護入院を求め
  (拒否をされたら)職権で措置入院の要請をすることはあり得ることだと私は考えます。